COLUMNコラム
2022/10/21
「菊花賞は一番強い馬が勝つ!」というのは、もう昔のフレーズなのか?
今週のコラムネタは「わたくし覆面生産者が愛した馬ベスト10」という題目にする予定だったが、私は競走馬の生産者だ。そして我が牧場から育った生産馬達は全て愛してきた。
だから「わたくし覆面生産者が愛した馬」という題目は、ちと違うのではないか。という訳で「わたくし覆面生産者が今でも心に残っている馬」という題目に変えて、今週のコラムをお送りします。どうでもいいことですが(笑)。
「覆面生産者が今でも心に残っている競走馬10頭」
☆シルバーステート
ディープ産駒のNo.1は?と問われたら、私はコントレイルではなくシルバーステートと答える。夢の続きを産駒で見たい。
☆シスタートウショウ
4戦無敗の桜花賞馬で、角田晃一をG1ジョッキーにした名牝。脚元さえ無事だったらウオッカ、ダイワスカーレット級。
☆ミスターシービー
私が競馬を見始めて最初に好きになった馬。吉永とのコンビは今見ても泣ける。ルドルフの強さは北の湖と同じくらい反則だよ(泣)。
☆メジロアルダン
ダービーではサクラチヨノオーに敗れ、毎日王冠ではオグリとイナリワンに遅れを取り、天皇賞(秋)ではヤエノムテキに負けました。それでも「天才」と呼べるサラブレッドは、後にも先にもアルダンただ1頭だけ。
☆ホワイトストーン
若かりしの横山典ちゃんが「ボクのライアンが1番強い!」と吹く度に、「ホワイトストーンが1番強いんだよ!」と勝手にライバル心を燃やしてました(笑)。
ちなみに柴田政人ではなく、田面木博公が乗るホワイトストーンが好きでした。
☆アドラーブル
平成4年の栗毛の可憐で美しいオークス馬。そのオークスで単勝を簡単に取ったが、何故に4番人気だったのか、今でも理解に苦しむよ。息子のエモシオンも大好きでした。
☆マチカネタンホイザ
名将伊藤雄二先生が、そして名手岡部幸夫が本気でダービーを狙った素質馬。ユニークな馬名が多かったマチカネが、まじめ?な馬名をつけたのも、その本気度が分かる。良馬場でダービーを走らせたかった(泣)。
☆オンエアー
名馬セクレタリアートの血を引く世界の良血。これだけの良血馬を種牡馬に残せなかったのが残念。京成杯で競走中止になった時には泣いたよ。記念すべき最初のPOG馬でした。
☆ガレオン
平成5年はウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンの3強に非ず、ガレオンを含めた4強だったと今でも思う。皐月賞でダービーの権利が取れたのに無念の降着。あの降着がなければダービートライアルを使わずに済んだのに…。
ダービー4着後の故障には泣いた。てか、これも杉浦か。オンエアーとガレオンは不運としかない。
ちなみにガレオンも私のPOG馬でした。二本柳厩舎には名馬が沢山いたな。
☆アントニオバローズ
わたくし覆面生産者といえばアントニオバローズ。昔からの会員様ならお分かりです(笑)。
G1を10勝、更にダービージョッキー角田晃一いわく、「ダービーを意識したのはフジキセキとアントニオバローズの2頭だけ」と言わせるほどの素質馬でした。
今でも願うなら種牡馬にしてあげたい(泣)。アントニオバローズに関しては魂まで愛した馬でした。
ちなみに私のメールアドレスは角田先生公認です(笑)。
以上がわたくし覆面生産者の「今でも心に残る競走馬10頭」です。てか、最近の馬はいないな(苦笑)。
今週は菊花賞。「菊花賞は一番強い馬が勝つ」のフレーズは、今はもう通用しないのか。いやいや、そんなことはない。何故なら今年の皐月賞馬とダービー馬よりも強い馬がいるからさ。
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