COLUMNコラム
2013/09/06
追憶、さらばトウカイテイオー!!
トウカイテイオーが亡くなりました。25歳になっていたんですね。
私と同じ40代から上の競馬ファンにとって、トウカイテイオーはある意味、特別な存在だったんじゃないかな。
無敵の強さを誇った皐月賞とダービー。最強の外国馬メンバーを蹴散らしたジャパンカップ。有馬記念での奇跡の激走。だがその一方で、メジロマックイーンに完膚なきまでに叩きのめされた天皇賞(春)。4歳時の天皇賞(秋)と有馬記念の大惨敗。
完璧な強さだったお父さんの皇帝ルドルフとは違い、強さと脆さを常に持ち合わせていたトウカイテイオー。やっぱりお坊っちゃまだったのかな(笑)。お父さんのルドルフは記憶以上の記録を、息子のテイオーは記録よりも記憶に残る名馬でした。
トウカイテイオーといえば、やっぱり異常なぐらいの繋ぎの軟らかさ。後にも先にも、あんな軟らかい繋ぎを持った競走馬を私は知らない。それからルックスもイケメンでした。今でも滅多に競馬をしない札幌に住む嫁さんも、トウカイテイオーだけは応援してましたから。
それにしても、「世紀の一戦」と言われたマックイーンとの天皇賞は、異常なぐらい本当に盛り上がりました。もう、あんな盛り上がるレースは二度と無いでしょうね。
我が牧場に、トウカイテイオーを父に持つ繁殖牝馬が1頭だけいる。お腹の中にはヴァーミリアンの仔が宿っている。来年はダービー馬のディープブリランテを付けようと思う。
シンボリルドルフ~トウカイテイオーのサイヤーラインは、残念ながら途絶えるが、我が牧場は君の名を母系で残す事をここに誓うよ。
だから、安心して眠ってくれ。
トウカイテイオーよ、永遠に
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