COLUMNコラム

2歳G1とはいえ、1戦1勝の馬に勝たれたら、ぐうの音も出ない。

先週の12月11日の日曜日。馬産地日高に衝撃が走りました。勝ったのはわずか1戦1勝のジョワドヴィーヴル。社台グループのノーザンファームの生産馬。母ビワハイジに父がディープインパクト。ブエナビスタの妹でもあり、今日の日本競馬界の中でも至高の華麗なる一族である。私の阪神JF予想コラム上で、「ブエナビスタの妹とはいえ、たかが1戦1勝の馬が2番人気とは笑える」。と述べたのを嘲笑うかの様な完勝劇。私の隣で競馬中継を観ていたスタッフの1人が、「いくらオレ達が頑張っても、金のある牧場には勝てないのかね」。

とポツリとつぶやく。「そうだな」という言葉を飲み込み、「それだったら夢も希望もないべや」。と吐き出す私。デビュー2戦目のジョワドヴィーヴルが勝てたのは能力だけではない。同馬を管理する厩舎、又、生産牧場のノーザンファームのスタッフの努力の結晶だという事は十分に分かっている。だが、どうしても「血統」という2文字が我々日高の生産者に立ちはだかる。ジョワドヴィーヴルが先頭でゴール板を駆け抜けた時、日高の生産者の誰もが思っただろう。「やっぱり血統か」だと。社台グループに対抗するにはそれなりの「血統」を手に入れなければならない。その為には命の次に大切な金が必要だ。

ちなみにディープインパクトの来年の種付け料は1千万。家族経営の小さな牧場にとっては天文学的な金額だ。今週の2歳牡馬の王者を決める朝日杯でもディープインパクト産駒のオコレマルーナが出走する。「今度は社台ファームの生産馬か」と苦笑いする私。今週もディープ産駒と社台グループにG1を持って行かれるのか。いや、馬産地日高の希望の光が1頭いる。その希望の光とは?詳しい見解は土曜日の夜。 今週は朝日杯以上に土曜日の阪神カップ、そして日曜日の愛知杯が勝負レースとなります。

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☆阪神JF予想結果
[狙い馬]
アナスタシアブルー 12着

不的中、誠に申し訳ありませんでした。

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